更新日 :
2021年9月27日
GENNECT Crossが、V.1.8.2にバージョンアップしました。
今回のバージョンアップ項目は次のとおりです。
- 対応測定器を持っていなくても、機能の確認ができるダミー測定器
- 波形/FTT機能にC.F.値(クレストファクタ)とTHD値(高調波歪み率、全高調波歪)を追加
- 波長/FTT機能の表示精度を改善
- その他、軽微な修正
ますます現場で役立つようになった機能の中から、ダミー測定器について詳しく紹介します。
動作確認ができるダミー測定器
今までGENNECT Crossに対応測定器を接続しなければ、全く機能確認ができませんでした。
「現場に役立ちそうだ」と思ってGENNECT Crossをインストールしても、対応測定器を購入しなければ、GENNECT Crossの機能を試すことができません。
今回のバージョンアップでは、対応測定器を持っていなくても、ダミーの(仮想的な)測定器を登録することにより、「標準測定」「ロギング」「写真/図面測定機能」の3機能を試すことができるようになりました。
ダミー測定器の登録方法は簡単です。
1. 画面右下の「その他」をタップします。 |
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2. 「接続機器設定」をタップします。 |
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3. 「ダミー測定器追加ボタン」をタップします。最大4台まで追加できます。 |
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その後、ホーム画面で「標準測定」を選べば、ダミー測定器の測定値として、電圧、電流、周波数が表示されます。測定値の保存、PDFの報告書作成を含め、全ての機能を試すことができます。
同様に、「ロギング」「写真/図面測定機能」もダミー測定器の測定値を使って全ての機能を試用できます。
ぜひ、GENNECT Crossの機能を体験してみてください!!
更新日 :
2021年9月6日
GENNECT Oneがバージョンアップし、ダッシュボード機能がさらに使いやすくなりました。
ダッシュボード機能とは?

ダッシュボード機能は、グラフィカルに測定値を表示する機能です。
例えば、工場の電力監視をするとき、工場レイアウトの画像データ上に、測定している場所に測定値を置いていきます。最新の測定値に更新されていきますので、直感的にわかりやすい表示ができます。
>>ダッシュボード機能についてさらに詳しく
しかし、今までのダッシュボード機能は、測定値の表示はできますが、記録はできませんでした。
ダッシュボード機能を大幅機能アップ
今回のバージョンアップで、次のようにダッシュボード機能がさらに便利に使えるようになりました。
- ダッシュボード機能にロギングを追加
測定値の表示だけではなく、ロギング(測定値の記録)もできるようになりました。ロギングデータは、GENNECT Oneの機能を使ってグラフ化したり、Excelで分析したりしてデータ活用できます。
- 日報自動出力機能を追加
あらかじめ設定した日報のテンプレートに従い、日報を出力します。
- CSV自動出力機能を追加
測定データを定期的にCSV形式で自動出力します。
- チャネル間演算機能を追加
測定データを組み合わて演算する機能です。四則演算のような基本演算の他、三角関数、指数関数、対数関数も使用できます。
ロギング機能にも追加
GENNECT Oneのロギング機能にも
- 日報自動出力機能
- CSV自動出力機能
- チャネル間演算機能
を追加しました。
>>ロギング機能についてさらに詳しく
自動時刻合わせ機能
その他、各計測器の時計を定期的に合わせる機能を追加しました。
長期間ロギングしていると、各計測器の時計がずれてしまいます。時系列グラフで解析したいとき、このずれが原因で、正しく分析できないかもしれません。
今回のバージョンアップで、各計測器の時計を自動的に調整する機能を追加しました。
最新バージョンはV4.20
これらの機能は、GENNECT One バージョン4.20から利用可能です。
ぜひ最新のGENNECT Oneをお試しください。
>>GENNECT Oneのダウンロードはこちら
更新日 :
2021年4月15日
検相器PD3259-50(ワイヤレスアダプタZ3210を使用。従来のPD3259は接続不可)の専用機能「ベクトル機能」をGENNECT Crossに追加しました。
検相結果をベクトル図で表示できます。
ベクトル機能
PD3259-50では、線間電圧と検相の結果のみが表示されていました。GENNECT Crossのベクトル機能を使用すると、検相結果をベクトル図で表示できます。
もっと詳細に確認し、もっと説得力がある報告書を作成できます。

>>ベクトル機能についてさらに詳しく
電圧不平衡率、位相差
PD3259-50本体のみでは、表示されない電圧不平衡率と位相差も表示できます。これらの値はロギング機能を使って、変動グラフを作成できます。

更新日 :
2021年3月18日
GENNECT Oneに各計測器が測定したデータをグラフ化する機能、時系列ビューワ機能を追加しました。
工場やオフィスのエネルギー消費を見える化したいとき、電力消費量、温度、湿度の測定データを1枚のグラフにまとめて、考察します。
従来なら各測定ファイルをPCに取り込んで、Excelでまとめていました。各計測器のファイル形式が異なるので、データを加工したり、時間軸を合わせたりして、時間がかかる作業でした。
GENNECT Oneを使えば、GENNECT Oneに取り込んだ測定ファイルを選択するだけで、グラフを作成できます。GENNECT Oneへの測定ファイルの取り込み方法は、計測器とPCがLAN接続されていたら、遠隔操作で取得できます。接続されていなくても、従来通りに、SDカードやUSBケーブル経由で取り込むことも可能です。

波形検索機能、分析機能が充実していることも特長です。
エネルギー消費量のグラフを使って、ある消費量を超えた時刻や、急激に電力消費が増加した時刻を知り、負荷の平準化を図ります。Excelを使用して、その時刻を探すには、関数の使用など高度な操作が必要でした。
GENNECT Oneなら、波形のレベルや変化量などで、時刻を検索できます。検索結果は、その時刻にイベントマーク(しおり)が付きます。イベントマークのリストから、イベントマークを選択すると、その時刻の波形が表示されます。長時間にわたる測定データでも、注目すべき時刻の測定データをすぐに表示できます。

>>GENNECT Oneの時系列ビューワについてさらに詳しく
更新日 :
2021年3月12日
UPS、病院やデータセンターの非常用電源、携帯電話の基地局。
現在、様々な施設で、無停電電源システムとして蓄電池が使用されています。商用電源と同じ電圧まで上げるため、たくさんの蓄電池を直列に接続して使用しています。また、電源容量を確保することも、蓄電池の使用数量を増やす要因となります。
いざ停電があったときに、蓄電池が劣化して正しく動作しなければ意味がありません。そのため、蓄電池の劣化状態を一つずつ、定期的に測定する必要があります。そこで活躍している計測器が、バッテリテスタBT3554-50です。バッテリの内部抵抗と電圧を測定し、合否判定をする計測器です。
しかし、膨大な量のバッテリを間違わずに測定し、値を管理することは、骨が折れる仕事です。

この度、GENNECT Crossがバージョンアップして、バッテリのメンテナンスがさらに便利になりました。
GENNECT CrossとGENNECT Oneの機能により、測定現場にも、事務仕事にも、高効率かつ高品質な作業が実現できます。(2021年3月現在、Android版のみ。iOS版は2021年4月に対応予定)
- 確実な測定
電池番号と合否結果をスマートフォンが読み上げます。順序を間違って測定したり、測定をし忘れたりすることを軽減します。
- 測定値を手書きする必要がない
測定結果と合否判定は、Bluetooth®通信でスマートフォンに保存されます。保存した測定データはPCに転送できます。手書きでメモして、事務所でPCに打ち込む作業がなくなります。
- 測定場所と測定値を管理する
プロファイル情報 (現場名称、デバイス名称、バッテリ番号) と一緒に測定値を保存します。後日、測定データを見直したときに間違いがなくなります。
- 過去の測定データと比較して予兆を発見
PCに測定データを転送して、GENNECT Oneで各バッテリの測定値の推移グラフを作成できます。確実なバッテリの評価をサポートします。

>>GENNECT Crossのバッテリ機能についてさらに詳しく
更新日 :
2021年3月5日
また1つ現場測定器が未来に近づきます。
GENNECT Crossに、計測器のファームウェア(計測器を制御している内部ソフトウェア)をバージョンアップする機能が付きました。
以前は、バージョンアップといえば、パソコンが代表的な例でしたが、最近では、スマートフォンやアプリのバージョンアップが一般的になりました。また、テレビやカーナビなどにおいても、バージョンアップ機能がついている製品もあります。バージョンアップにより、新しい機能の追加や、さらに使いやすくなります。
計測器に目を移すと、記録計や電力計にような大型の計測器には、バージョンアップ機能がありました。しかし、手持ちの小型計測器については、そのような機能がありませんでした。
今回新しく追加した、ファームウェアをバージョンアップする機能は、GENNECT Cross経由で計測器をバージョンアップする機能です。
計測器に最新ファームウェアをインストールすることにより、機能アップや機能改善、使いやすさが向上します。

GENNECT Crossの対応バージョン
- Android版GENNECT Cross: Ver.1.8.0
- iOS版は、2021年4月末に対応予定です
バージョンアップ機能の対応機器
- ワイヤレスアダプタZ3210のファームウェアバージョンアップ
- Z3210をV2.10にバージョンアップすることでからExcel直接入力機能(HID機能)に対応します
- Z3210対応計測器のファームウェアバージョンアップ
- ACリーククランプメータ CM4002
- ACリーククランプメータ CM4003
- バッテリテスタ BT3554-50
今後、順次、対応計測器を追加していきます。
>>計測器のファームウェアバージョンアップ機能についてさらに詳しく
更新日 :
2021年1月26日
GENNECT Oneにファイル取得(手動)機能を追加しました。
ファイル取得(手動)機能は、計測器に挿入したSDカード、USBメモリ、CFカードに保存されている計測器データファイルを、GENNECT Oneから直接アクセスし、ダウンロードする機能です。
LAN内にある計測器であるなら、計測器から離れた場所からでもダウンロードできます。
ダウンロードした計測器データファイルを、すぐに専用のデータ閲覧ソフトで詳細な解析できることは、今まで通りです。

測定現場に出向き、計測器からデータを回収するという手間がなくなるので、仕事の効率が上がります。
例えば、次のような場面で活躍できます。
- 実験室にあるデータロガーや波形記録計から、大きな容量のデータをダウンロードする
- 変電所で測定している電源品質アナライザから、イベントデータを取り出し解析する
- 工場の各ラインに設置している電力計から、電力消費量のデータを回収し、報告書を作成する
ファイル取得(手動)機能は、GENNECT One V3.20以降で使用できます。
GENNECT Oneは無償ソフトウェアです。
>>ファイル取得(手動)についてさらに詳しく
>>GENNECT Oneの最新版のダウンロードはこちら
また、VPNとリモートデスクトップを組み合わせると、LANの外からインターネットを通じてファイルを取得できます。
>>VPNとリモートデスクトップによる外部からの接続についてさらに詳しく
更新日 :
2021年1月25日
みなさま、こんにちは。
GENNECTシリーズのマーケティング担当をしています、宮田です。
GENNECT Crossに待望の新機能「イベント記録」が追加されました。
この機能は主に、間欠漏れ電流の探査に使用します。
いつ起きるかわからない、間欠漏電の原因を見つけることは一苦労です。その現象を捉えることすら困難なときがあります。
波形記録計などの計測器を使用すれば測定できることもありますが、金額的にも、測定規模も、大掛かりになります。
GENNECT Crossの「イベント記録」機能を使用すれば、漏れ電流用クランプ電流計だけで間欠漏電を捉えることができます。
あらかじめ設定した、しきい値より大きな漏れ電流が発生したら、それを記録します。イベント記録を開始すると、記録中は計測器をGENNECT Crossに接続する必要はありません。
測定後、記録データをGENNECT Crossにまとめて回収できます。GENNECT Crossでは、複数台(最大16台)の記録データを、それぞれの時間軸を合わせてグラフ表示します。

「いつ」「どこで」「どのような」漏れ電流が発生したか、を把握するため、各イベントにおいて、次の3項目を記録します。
- 漏電が開始した時刻 (1s単位)
- 漏電が止まった時刻 (1s単位)
- その期間における漏れ電流の最大値 (測定時間100msの真の実効値。ギャップなし)

「イベント記録」機能により、捉えることが難しかった漏れ電流の経路がわかりますので、原因追究が捗ります。
ぜひ、みなさまの現場でお役立てください。
>>イベント記録機能についてさらに詳しく
更新日 :
2020年7月15日
GENNECT Oneにダッシュボード機能が加わりました。この機能はVer.3.10からご使用できます。
ダッシュボード機能とは、計測値をグラフィカルに表示する機能です。測定値の表示位置や背景画像などをカスタマイズできます。
次のような測定の悩みはないでしょうか?
- 工場で、複数箇所の電力を測定しているとき、測定箇所と測定値が結びつかず、わかりにくい
- 実験の測定において、ロガーや電力計で多点測定しているが、測定箇所がわからない
こんなとき、ダッシュボード機能が役立ちます。
ダッシュボード機能を使えば、お好みの背景画像の上に、測定値を自由に配置することができます。測定値は最速1秒間隔で更新されます(通信環境に依ります)ので、リアルタイムに測定値が更新されるグラフィカルな表示を構築できます。

工場の電力測定のダッシュボードを作成する例を考えてみます。
工場の見取り図を背景画像として配置します。複数箇所の電力を測定しているとき、工場見取り図上の測定箇所付近に、それぞれの測定値を配置します。
このようにすると、測定箇所と測定値が明確にわかるようになります。

工場が複数棟あったり、フロアが分かれているときは、複数のダッシュボードを登録してリンクを貼ることができますので、1クリックでダッシュボードを切り替えることができます。
見取り図の代わりに、電気設備の回路図を使っても、わかりやすくなりますね。
>> 「ダッシュボード(LAN内)」についてさらに詳しく
メモリハイロガーLR8450, LR8450-01に対応
GENNECT One Ver.3.10では、メモリハイロガーLR8450, LR8450-01を接続できるようになりました。GENNECT One全ての機能がLR8450, LR8450-01に対応しています。
LR8450は最大120チャネル, 最速1msサンプリングで測定できるロガーです。従来のHIOKIのロガーで好評であった、耐ノイズ性能をさらに強化し、高電圧・高周波がある環境でも安定して測定できます。
それに加えて、LR8450-01は、無線LANで、無線ユニットに接続することができます。LR8450-01から少し離れた箇所に測定点がある場合、無線ユニットで便利にロギングできます。最大330チャネルまで測定できます。
>> GENNECT Oneについてさらに詳しく
>> GENNECT Oneのダウンロードはこちら
更新日 :
2019年10月17日
GENNECTシリーズのマーケティング担当の宮田です。
GENNECTシリーズに3つ目の仲間が加わりました。
その名は「GENNECT One」です。
今までGENNECT Cross for Windowsというソフトがありましたが、それを大幅にバージョンアップしてGENNECT Oneとして刷新しました。

GENNECT OneはWindows専用のPCソフトです。
LAN内(インターネットなど外のネットワークではなく、ローカルネットワークです)のみに限られますが、測定器とPCをつないで、計測システムを簡単に構築できることが特長です。
GENNECT Oneには、次の3つの測定機能があります。
- ロギング
複数の測定器から、一定時間間隔で測定データを取得して、リアルタイムにグラフ化します。GENNECT Remoteの遠隔モニター機能のLAN限定版です。
- 自動ファイル転送(LAN内)
複数の測定器から、自動的に測定ファイルをPCへ転送します。GENNECT Remoteの遠隔ファイル取得機能のLAN限定版です。
- 遠隔操作(LAN内)
PCから測定器を遠隔操作できます。GENNECT Remoteの遠隔操作機能のLAN限定版です。

例えば次のような使い方ができます。
- 自社工場の省エネ測定をやりたい
電力計と温度計をLANで接続します。事務所でGENNECT Oneを使って、リアルタイムに電力と温度のグラフを見ることができます。
- 複数台のデータロガーを使って実験する
複数台のデータロガーをLANで接続します。GENNECT Oneを使って、リアルタイムにデータを見たり、遠隔操作で設定を変更したりできます。
- クリーンルーム内にある測定器を室外から使う
クリーンルーム内にある測定器をLANで接続します。室外のGENNECT Oneで、測定ファイルをダウンロードして、実験結果を見ることができます。また設定を変更したければ、遠隔操作で変更可能です。
GENNECT Oneは、こんなにも便利な機能が満載ですが、なんと、無償ソフトです。
GENNECTシリーズに、頼もしい仲間が加わりました。
測定現場がもっともっと楽になるように、お手伝いができることを願っています。
GENNECTシリーズをよろしくお願いします。
>> GENNECT Oneについてもっと詳しく
更新日 :
2019年6月5日
本日、GENNECT RemoteはV2.2.0にバージョンアップいたしました。
主なバージョンアップ項目は次の5項目になります。その他、多数の軽微な改善も含まれます。
1. PQ3198に対応
電源品質アナライザPQ3198に対応しました。PQ3198は2019/3/29に発売される新しい電源品質アナライザです。今までGENNECT Remoteに接続できた電源品質アナライザPQ3100に加えて、PQ3198も接続できるようになり、ますます電源品質トラブルに役立つシステムを構築することができます。
2. MR6000に対応
ご要望が多かったメモリーハイコーダーの最高峰MR6000に対応しました。
GENNECT Remote Pro版と使用すれば、トリガーが作動し新しい波形を取得すると、その波形データをクラウドサーバーに保存することができます。クラウドサーバーからダウンロードできる準備が整いますと、メールでお知らせします。最速200MS/sで波形を記録して、瞬時的かつ間欠的にしか起こらない現象を見逃すことなく捉えます。測定現場に行かなくても、その波形を取得することができます。
また、Pro版の遠隔操作機能にも対応していますので、測定現場から離れたところからでも測定器を操作することも可能です。
3. 測定リスタート機能追加
測定を停止させた後、約1分後に測定を再開させる機能です。
LR8400の警報保持機能をONに設定している場合、もし警報条件を満たし警報出力したとき、測定を終了させない限り、警報出力が停止しません。警報を受け取った後、遠隔操作で簡単に測定を停止し再開させるための機能です。
4. 遠隔モニター、遠隔ファイル取得画面のレスポンス改善
遠隔モニター画面と遠隔ファイル取得画面の表示スピードを改善しました。
5. UVC(※1) Webカメラ対応(β版(※2))
遠隔モニター機能にカメラ画像を追加することができます。カメラ画像は測定データのグラフ上に表示されます。次のようなアプリケーションに役立ちます。
- 測定対象物を撮影
グラフに変化点があったときの、測定対象物の画像を見ることができます。
- アナログメーターを撮影
ネットワークに接続できない機器の画面やアナログメーターなどを撮影します。画像として保存して、測定値を確認することができます。
>> Webカメラ機能の説明ページはこちら
※1 UVC(USB Video Classの略, 読み方: ユー・ヴイ・シー): Webカメラの通信規格の一つです。
2019/03現在、以下の製品の動作を確認しております。
・Logicool 社製 HD Webcam C270
・Logicool 社製 HD Webcam C310
・ELECOM社製 UCAM-C520FE
※2 Webカメラ機能は現在開発中の機能ですが、先行してこのバージョンからβ版としてご使用できます。ただし仕様については、今後予告なく変更される可能性がございますので、ご了承の上、利用をお願いします。
更新日 :
2019年5月22日
本日、GENNECT Cross iOS版をVer.1.6.0にバージョンアップしました。
今回の目玉となる大きな変更点は5点あります。
1. 「写真/図面測定」機能追加
撮影した写真や取り込んだ図面上に、測定しながらリアルタイムに、値を自由に貼り付けることができます。2018年9月にGENNECT Cross Android版に追加され、好評を得ている機能です。
> 「写真/図形測定」機能の詳細についてはこちら

2. 「波形表示」機能にFFT演算表示機能を追加
クランプ電流計の測定値を波形表示し、さらにFFT演算結果を表示できます。この機能も1.と同様に、2018年9月に先行してGENNECT Cross Android版に追加された機能です。
> 「波形/FFT表示」機能の詳細についてはこちら

3. iOS 12に対応
2018/9/18にAppleはiOSをバージョンアップしました。これに合わせてGENNECT Crossも、新iOSに対応しました。
4. iPhone Xディスプレイへ最適化
iPhone Xのディスプレイは従来のiPhoneより縦長になり、ディスプレイの形状も特殊です。前バージョンのGENNECT Crossでも表示はできていましたが、今回最適化され更に見やすくなりました。
5. AirDropでデータ共有
今まで、GENNECT Crossのデータを他のデバイスに転送するときは、メール、iCloud Drive経由、Dropbox経由の3つの方法でした。ここに新しくAirDropが加わりました。AirDropはiOSの機能ですので、送信側も受け側もiOS版に限られますが、これが現場で非常に便利に使えます。
現場で一緒に仕事をする同僚にデータを渡したり、照度測定を途中から他の作業員にやってもらったりする場面を考えてみてください。従来方法なら、どの方法を使用するにしてもデータを渡したい人が送信して、受けた人がサーバーに取りに行くという操作が必要で、わずかと言えど数分かかりました。
AirDropなら数秒で終わります。また現場で効率が上がります。
Ver.1.6.0ではその他様々な機能アップ、改善、バグ修正が含まれます。
- メーラーやファイラーで拡張子.hokのファイルを選択することでGENNECT Crossにインポートできる機能
- 写真、画像の機能改善(メモの複数移動、拡大縮小、戻るときに保存確認ダイアログを表示、縦横比を維持して表示)
- ロギング機能の安定性改善
照度測定機能の変更
- 照度測定機能の仕様をAndroid版に合わせる
- レポートに出力する画像の向きを画像・レポートの長手方向と一致するように変更
- カメラの横向き撮影(ランドスケープ)に対応
- 測定ポイントの上限数を300から1,000へ変更
- 照度測定のファイル日時がデータを保存した日時になるように変更
- データタブでデータを選択したとき、写真/図面上でそのデータをアニメーション(大きく表示)を追加
- 照度測定機能の仕様を写真/図面測定機能に合わせる
- 測定値のサイズ変更方法をチェックボックスからスライドバーに変更
- 連続測定機能を追加
- 写真/図面の回転機能を追加
- 照度計のHOLDボタンを押したときに測定値を確定
軽微な変更
- 標準測定機能のコメント入力中に測定値保存ボタン押下でコメントを保存できる機能
- ロギング機能において128ポイント以上でRange-Barを表示するよう改善
- 良否判定機能の不合格判定基準選択画面のUIを改善
- データリスト、レポートリストで削除画面のUIを改善
- データリスト画面のデータ移動で種別によらず時系列順に表示するよう改善
- iOS11でのインポートおよびエクスポート画面の表示を改善
- 標準測定、ロギング、バッテリ、高調波のインポート安定性改善
- レポートロゴの画像が600px以上のときに自動縮小するよう改善