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GENNECT CloudがV2.5.0にバージョンアップ。ファイル振り分け機能、アラーム表示パネルを追加しました


3/27/2024

GENNECT CloudがV2.5.0にバージョンアップしました。
以下がバージョンアップの概要です。

  • ドライブ機能にファイル振り分け機能を追加
  • ダッシュボード機能にアラームパネルを追加
  • ビューアー機能にてチャネル設定をまとめて行う機能を追加
  • LR8450 メモリハイロガーとLR853X ワイヤレスモジュールシリーズのバージョンアップ機能を追加

ドライブ機能にファイル振り分け機能を追加

ドライブ機能にファイル振り分け機能が追加されました!
GENNECT Cloudにはさまざまな現場から、日々計測ファイルがアップロードされます。
計測ファイルを整理するためにフォルダ分けをする機能がありますが、ファイルを選んでフォルダに移動する必要があるため、ファイルの整理には手間がかかっていました。


このたびドライブ機能にファイル振り分け機能を追加し、ルールを設定してアップロードされるファイルを自動的にフォルダに振り分けることができるようになりました。
ルールを手動で実行することもできるので、すでに保存されたファイルをまとめてフォルダに移動することも可能です。
この機能を使えば、たくさんあるファイルを手間をかけずに整理することができますね。


ファイル振り分け機能

たとえば計測器を3台使っていて、それぞれ別のフォルダに移動させたい、という場合で試してみましょう。
それぞれ、「工場電力ロガー」「実験室電力ロガー」「事務室電力ロガー」という名前で各部屋の電力を測定するロガーを設置しているものとします。


まずドライブ画面のデータフォルダーにあるファイル振り分けボタンをクリックします。

ファイル振り分け

すると振り分けルールを管理するページが表示されますので、新しいルールを作るために新規作成ボタンをクリックします。

ファイル振り分け新規作成

1つ目のルールとして以下を設定して登録しましょう。

  • ルール名: 工場電力ロガーファイル
  • 第1条件: 計測器名 工場電力ロガー 一致する
  • 移動先フォルダ: 工場電力ロガー(フォルダはその場で作成できます)
ファイル振り分け登録

この設定で、以降工場電力ロガーからアップロードされたファイルは「工場電力ロガー」フォルダーに保存されます。
また、ファイル振り分け実行を手動実行すると、すでに保存されているファイルも移動できます。


同様に2つ目のルールとして、

  • ルール名: 実験室電力ロガーファイル
  • 第1条件: 計測器名 実験室電力ロガー 一致する
  • 移動先フォルダ: 実験室電力ロガー

同様に3つ目のルールとして、

  • ルール名: 事務室電力ロガーファイル
  • 第1条件: 計測器名 事務室電力ロガー 一致する
  • 移動先フォルダ: 事務室電力ロガー

を追加すると、複数の電力ロガーからのファイルをフォルダ分けすることができます。

ファイル振り分け登録結果

他にもファイル種類や拡張子で振り分けたり、複数条件を組み合わせて振り分けルールを作ることができます。用途に応じてフォルダーと振り分けルールを作ると測定結果の管理が楽になりますので、ぜひお試しください!


ファイル振り分け機能についての詳細は以下のマニュアルをご参照ください。

ファイル振り分け機能の設定方法

ダッシュボード機能にアラームパネルを追加

ダッシュボード機能にアラームパネルを追加しました。
設定したアラームが現在どのような状態になっているかを、分かりやすく見ることができます。


例えば、通常では0〜40℃の範囲にある温度が、50℃を超えると発生するアラームをダッシュボードに追加してみましょう。


まずアラームを追加します。

アラーム登録

次に設定したアラームを選択して、以下の項目を設定してダッシュボードに追加します。


  • パネル名: 高温アラーム
  • 上限: 80
  • 下限: 0
アラーム登録
アラーム登録

すると以下のようにパネルが表示されます。

アラームパネル

ここでアラームを発生させると以下のように表示が変わり、アラームが発生していることが一目でわかりますね。

アラームパネルアラーム時

複数条件を持つアラームも同様に、それぞれの発生状況が分かりやすく表示されます。

アラームパネル複数

アラームの発生状況を分かりやすく確認したいという場合にはぜひご利用ください。
アラームパネルの設定方法は以下のマニュアルの「アラーム画面からダッシュボードに表示するアラームを選択する」をご覧ください。

ビューアー機能にてチャネル設定をまとめて行う機能を追加

ビューアー機能にてチャネルの上下限値などをまとめて設定することができるようになりました。
従来はチャネルは1つずつしか設定できなかったので、特に多点で温度を測定している場合などに同じ設定を繰り返す必要がありましたが、今後は同じ設定であればまとめてできるので、設定の手間が大幅に削減されます。


設定方法は簡単です。
ビューアー機能にてグラフ表示すると、「一括設定」というアイコンが表示されます。

一括設定

このアイコンをクリックし、上下限値と小数点以下桁数を入力して変更を実施すると、すべてのチャネルの設定を変更することができます。

一括設定

また、表示中のチャネルのみ変更することもできますので、温度のチャネルのみ表示してまとめて変更する、といったことも可能です。


多数のチャネルの表示変更が面倒だったという方は是非お試しください。

LR8450 メモリハイロガーとLR853X ワイヤレスモジュールシリーズのバージョンアップ機能を追加

LR8450 メモリハイロガーとその子機となるLR853X ワイヤレスモジュールシリーズのバージョンアップをGENNECT Cloudから実施できるようになりました!
バージョンアップ可能な計測器を接続するとバージョン表示の横にバージョンアップボタンが表示され、ボタンをクリックするだけでバージョンアップが可能です。表示される注意事項をご確認の上実施してください。

バージョンアップ

手間がかからずバージョンアップを実施できますので、ぜひお試しください。




GENNECT Cloudはご利用ユーザーの声をもとに継続的にバージョンアップを実施しております。
ぜひお試しの上、ご意見をフィードバックいただけると幸いです。

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