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GENNECT CrossがV2.1.0にバージョンアップ。PVの地絡探査が可能に!
2024/1/31にGENNECT CrossがV2.1.0にバージョンアップしました。
以下がバージョンアップの概要です。
- PVストリング地絡点簡易探査機能を追加
- バーコードの読み取り機能を追加
PVストリング地絡点簡易探査機能を追加
PVストリング内で絶縁不良を起こしているパネルの位置を簡易的に推定する機能が追加されました!
PVストリングの絶縁抵抗の検査を行い絶縁不良が発見された時、ストリング内のどのパネルで絶縁不良を起こしているのか特定する必要がありますが、1枚ずつ確認していくのはとても大変です。
絶縁不良を起こしているパネルの候補を絞り込めれば現地の作業が楽になるのではないでしょうか?
そこで、この度追加された「PVストリング地絡点簡易探査」機能では、ストリングの遮断器の電圧を測定することで、ストリング内の何枚目のパネルで絶縁不良を起こしているかを簡単に推定することができます。
これにより絶縁不良を起こしているパネルを探し出す手間を大幅に削減することができます。
具体的には、以下の手順で探査を行うことができます。
本機能はストリングが絶縁不良を起こしている時のみ利用できる機能です。絶縁不良を起こしていない時には必要ありませんので、まずは絶縁抵抗を確認し、絶縁不良を起こしていたら探査を始めましょう。
- 接続箱の主開閉器、ストリングの断路器の順に切断します。
- GENNECT Crossの機能一覧にある「PVストリング地絡点簡易探査」機能を選択し、機能を起動します。
- 電圧が測定できる測定器を接続します。
- 測定器の電圧チャネルを選択し、「測定開始」します。
- ストリング開放電圧、正極対地間電圧、負極対地間電圧電圧をそれぞれ測定します。
- パネルの枚数を入力します。
これだけの手順で絶縁不良を起こしている太陽光パネルの位置を絞り込むことができます。
PVストリングの検査の際には是非お試しください。
推定の原理など詳しい情報は以下のリンクをご覧ください。
バーコードの読み取り機能を追加
GENNECT Crossにバーコード/QRコードの読み取り機能が追加され、測定データの整理に活用いただけるようになりました!
GENNECT Crossではさまざまな現場での測定に利用でき、測定結果にタイトルやコメントをつけることでどのような測定をしたのかを表示、検索することができます。
ただ、タイトルやコメントの記載にはある程度手間がかかるため、簡略化したいというご要望をいただいておりました。
この度対応したバーコード/QRコード読み取り機能を活用いただくことで、例えば測定対象ごとにバーコードを発行して貼り付けておき、現場でバーコードを読み取ることで入力を簡単にする、といったことが可能となります。
ご利用方法は簡単です。
測定データのタイトルなど、テキスト入力をするダイアログに「バーコード読み取り」というボタンがありますので、このボタンをタップします。
コードのスキャン画面にてバーコード/QRコードを読み取ると、読み取ったコードが入力されます。
特に設備番号など手入力が大変なテキストをバーコード/QRコードにしておくことで、測定データの管理の手間を削減し、データを見つけやすくすることができます。
ぜひお試しください。
※「QRコード」は株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
最新版のGENNECT Crossをインストール (無償)
本機能は、GENNECT CrossのV2.1.0から使用可能です。
iOS版はApp Store、Android版はPlay Storeよりインストールしてお使いください。
まずはご相談ください