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配電設備リニューアル工事前の負荷調査


配電設備のリニューアル工事では、数十年前の設備をそのまま新しい設備に置き換えるだけとは限りません。

予備調査をしたときに次のようなことを発見し、現状把握に時間がかかると感じたことはありませんか?

  • 法律の改定により設計変更しなければならない
  • 回路図面がなくて、負荷状況がわからない
  • 電気の使用量が設計当時の想定以上になり、電気容量近くで使用されている
  • 設計当時に想定していた電気容量が全く必要なく、過剰設備になっている
  • 増設工事をしているが、回路図面が更新されていない

各分岐回路の負荷電流の大きさがわからなければ、設計できませんよね?
そこで、各分岐回路の負荷電流の変動を1週間ぐらい測定することになります。

GENNECT Remoteのメリット


GENNECT Remoteを使用すれば次のような大きなメリットがあり、効率よく現状を把握できて設計に活かすことができます。

  1. 5分でつながる遠隔計測サービス
  2. いつでもリアルタイムに負荷変動グラフを見ることができる
  3. ロギングデータをすぐにグラフ化して報告書を作成することができる
  4. 現場への訪問回数を削減できる

これから数十年間使用する配電設備を高品質に設計するためには、効率よく設計に反映させるデータを収集することが重要です。

リアルタイムに負荷変動グラフを見る

瞬時値だけではわからない。負荷変動を記録する必要性


クランプ電流計を使用して負荷電流を測定できますが、その測定値はクランプ電流計を挟んだときの瞬時値でしかありません。
負荷電流の現状把握をするためには、電力計や電流ロガーを使って、1週間ぐらいの変動をロギングする必要があります。

瞬時値の情報だけで新設備を設計することは頼りないです。やはり長期間の変動傾向を把握して、設計要件にインプットすることにより、品質が上がります。

  • 負荷電流は昼と夜では大きく変動する
  • 負荷変動の1日の傾向、1週間の傾向が把握できる
  • 夜間だけ作動する機械を把握できる

また、測定前のお客様への聞き取り調査として大電流を消費する機器の有無を確認し、その機器を使用した時間を記録していただくことにより、さらにロギングデータは信頼性が上がり、設計の手助けとなるでしょう。

遠隔計測で測定効率を上げよう


GENNECT Remoteを使用すれば、現場に行かなくても事務所から負荷変動をリアルタイムに監視できます。負荷変動を1分間隔のモニター値としてWebブラウザーで見ることができるようになります。
GENNECT Remoteの接続や設定がむずかしいのではないか、と考えられるかもしれませんが、GENNECT Remoteは「5分でつながる遠隔計測サービス」です。現場で煩雑な接続作業をすることなく設置することができます。

使用する計測器


電力計

クランプオンパワーロガーPW3360, PW3365は電力計ですが、3チャネルの電流ロガーとしても使用できます。
モニター値として最大値、最小値、平均値、瞬時値から選択できます。

クランプオンパワーロガー
PW3360
簡単操作のコンパクト電力ロガー 新登場!省エネルギー対策は、現状把握から

電流ロガー

ワイヤレスクランプロガーLR8513は、無線通信でゲートウェイに直接接続できる小型のロガーです。
モニター値として瞬時値のみです。

ワイヤレスクランプロガー
LR8513
多様なデータを無線で楽々収集, クランプで簡単に負荷電流/漏れ電流記録

ロギングデータを即座にグラフ化


複数の計測器のデータを1枚のグラフにまとめるとき、それぞれの測定データを収集してPCに転送し、Excelで編集する必要がありました。
GENNECT Remoteなら、モニター機能ですぐにグラフを作成できます。また、CSV形式のファイルとしてダウンロードもできますので、引き続きExcelで解析もできます。
現場に行くことなく、現在の測定値も、トレンドグラフも見ることができます。

GENNECT Remoteによる訪問回数の削減

GENNECT Remoteを使用するもう一つの大きなメリットがあります。それは訪問回数を減らすことができることです。訪問回数が減れば、お客様に取っていただく対応時間が短くなることにつながります。

現場に行かなくても、いつでも負荷電流の状態を把握でき、いつでもダウンロードしてExcelで開くことができます。データ回収のために現場に行く必要がありません。

従来方法 GENNECT Remoteを使った場合
1回目の訪問 聞き取り調査
回路図面の確認
計測器取り付け
聞き取り調査
回路図面の確認
計測器取り付け
計測器を回収するまで測定データはわからない
事務所でモニター値をリアルタイムに見ることができる。
負荷傾向がわかれば、計画した測定期間中でも設計できる
報告書作成と設計
2回目の訪問 計測器を回収 計測器を回収
新設計をお客様に説明
報告書作成と設計
3回目の訪問 新設計をお客様に説明 工事開始
4回目の訪問 工事開始

もし計画している測定期間の途中で負荷変動の傾向がわかれば、測定を途中で切り上げて、すぐに設計を始めることができます。
従来方法の場合は、測定が終了して設計というように順番に作業しなければならないことを考えると、大幅な時間短縮が期待できます。

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