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Webカメラの画像と測定値を組み合わせて解析する


人間は五感から情報を得て判断しますが、実に約9割は視覚からの情報から得ると言われています。
GENNECT Remoteを利用して、遠隔地から測定できることに加え、Webカメラ機能により遠隔地から現場を視覚的に捉えることができることは、大きなメリットがあります。

ここではそのメリットについて、研究・実験用途を例にとって説明します。

実験施設が遠くに離れた場所や、クリーンルームや無菌室のように隔離された場所にある場合、簡単に実験施設に行くことができません。GENNECT Remoteを使用して遠隔計測することで、いつでも測定結果を見ることができますが、さらにWebカメラ機能により、もっと効率よく実験をすることができます。

それではWebカメラ機能を使用したIoTソリューションから3事例紹介しましょう。

  • 事例1: 被測定物の画像とデータロガーの測定値
  • 事例2: 変化が起きたときに撮像する
  • 事例3: 実験施設にいる方に指示を出す

事例1: 被測定物の画像とデータロガーの測定値

測定結果の情報だけでは、理解できない現象があります。例えば、急激な温度変化であったり、異常な測定値を示したりする場合です。

Webカメラで被測定物や実験室全体の画像とを同時にロギングすることにより、考察できるヒントが得られることがあります。

温度測定とWebカメラの画像をロギングしているとき、急激に温度が下がる現象が起きた場合を考えましょう。測定値だけを見ると、なぜ温度が下がったかわかりません。

そこで、カメラ画像を併せて見ると、次のような測定ミスを発見するかもしれません。

  • センサーが外れてしまった
  • 実験室に人が出入りして温度環境が乱れた

事例2: 変化が起きたときに撮像する

速いサンプリング間隔で、一瞬の事象を測定している場合、変化があった瞬間のカメラ画像と測定データを一緒に解析したいことがあります。

測定データに関しては、メモリハイコーダのトリガ機能を使って、変化を逃さず測定することができます。それに加えて、トリガが発生した時刻の前後30秒間(計60秒間、20枚、3秒間隔)のカメラ画像も同時に保存されます。

クラウドサーバーからメールで通知があり、測定ファイルとカメラ画像をダウンロードすることができます。

メモリハイコーダの他、電源品質アナライザのイベントが発生したタイミングで同様にカメラ画像を保存できます。

事例3: 実験施設にいる方に指示を出す

遠隔操作機能を使用すれば、遠隔地から計測器を操作して設定を変更することができます。しかしセンサーの場所を変更したり、取り替えたりするには、実験現場に行かなければ作業できません。

もし実験施設に作業できる方がいればどうでしょうか?
その作業者に正確に指示できれば、実験施設に行く手間がなくなります。

高速モニター機能を使えば、Webカメラでリアルタイム画像を得ることができます。通信状態によりますが、ベストエフォートで5秒間隔で画像が更新されます。

現場の作業者はWebカメラで被測定物を移して、事務所からの指示を待ちます。事務所では、Webカメラの画像をリアルタイム画像(ベストエフォート5秒間隔)で見ることができます。画像を確認しながら作業者に指示して、間違いなくセンサーを被測定物に設置することができます。

動作確認済Webカメラ

GENNECT Remoteで使用するカメラは市販のUVC(USB Video Class)対応のWebカメラをご用意いただく必要があります。

GENNECT Remoteで動作確認済のWebカメラは下記リンク先をご覧ください。

動作確認済Webカメラ一覧はこちら
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