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絶縁抵抗計の始業前点検

電池の残量チェック

電池の残量がなければ、正しい試験電圧を発生することも、正しく測定することもできません。

デジタル表示の絶縁抵抗計の場合、デジタル表示器に電池残量の表示があります。 アナログメーターの場合、電池残量確認用のLEDランプがあります。 始業前に限らず、測定中も常に表示されていますので、いつでも確認できます。

デジタル絶縁抵抗計の場合LCD表示で、アナログ絶縁抵抗計の場合LEDランプで電池残量を確認できます

プローブ破損をチェック

計測器のプローブは絶縁体で覆われ、金属部を触ることができない構造になっています。 しかし、プローブが摩耗すると、金属部が露出する場合があります。 このようなプローブを使用して、金属部がブスバーなどに触れたとき、絶縁抵抗を正しく測定できません。 また、高電圧を出力中に、人が金属部を触ってしまうと、感電の恐れがあります。

プローブの摩耗を見つけることができるように、最近のプローブ(2011年以降)は、摩耗部が白色になります。 プローブが2重被覆構造になっていて、1層目が白色の被覆、2層目が赤色または黒色の被覆となります。 赤色または黒色の被覆が摩耗すると、金属部が露出するのではなく、白色の被覆が現れるため、安全に早期に摩耗を発見できます。

プローブが摩耗で破損すると、白色の被覆が現れます

プローブの導通チェック

もしプローブが断線している状態で、絶縁抵抗を測定すると、必ず絶縁抵抗計は無限大を示します。 絶縁抵抗計から見ると、被測定物の絶縁不良と、断線によるプローブの絶縁を見分けることができないからです。

同じ理由で、端子からプローブが外れていたり、アース端子にワニ口クリップがはさめていなかったりしても、正しく測定できません。

絶縁抵抗計のプローブが断線したり外れていたりすると、正しく測定できません

プローブの導通チェックの方法

  1. LINEとEARTH端子間を短絡させます
  2. 試験を開始し、絶縁抵抗がゼロΩなら合格です。

もし少しでも抵抗があれば、何かしらの問題があります

注意: プローブの金属部を触ると感電の恐れがありますので、触らないでください。

プローブを短絡させて、導通を確認します
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