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計測器の使用場所

計測器の安全性に関する規格(EN61010 シリーズ、JIS C 1010 シリーズ)では、計測器の使用場所を、汚染度、屋内/屋外使用、高度などで決めています。

1. 測定箇所 (測定カテゴリー)

あらゆる箇所を測定していいわけではありません。計測器ごとに、測定可能な箇所が「測定カテゴリー」という項目で決まっています。

>>測定カテゴリーについてさらに詳しく

2. 温度, 湿度 (使用温湿度範囲) 決められた温度, 湿度の範囲で使用しなければ、安全性が損なわれたり、測定確度範囲から外れた測定値が表示されます
3. 使用環境(汚染度) 計測器の絶縁性能を損なう環境の度合いにより「汚染度」という仕様が決まっています。
4. 高度 高度が高くなるにつれ、放電が起こりやすくなり、絶縁性能を損ないます。
5. 防塵・防水性 計測器によっては、防塵・防水性能としてIP性能 (防塵・防水に対する保護等級)を謳っています。

現場測定器の場合、

使用場所: 汚染度2、屋内使用、高度2000m以下

という仕様が多いです。

汚染度について

計測器の表面に汚染物質が付着すると、絶縁性能が低下し、感電の危険が高まります。安全に関する規格では、計測器が使われる環境を汚染度1から汚染度4に分類しています。

汚染度1 汚染がないか、または乾燥した汚染物質(導電性でない汚れ、埃など)だけが存在し、汚染が計測器の絶縁性能に影響しない環境
汚染度2 乾燥した汚染物質(導電性でない汚れ、埃など)だけが存在するが、計測器が結露することによって、汚染物質が一時的に計測器の絶縁性能を低下させるような環境
汚染度3 導電性の汚染物質(水、土など)が存在するため、汚染物質の付着の状態によっては計測器の絶縁性能に影響が出る環境。または、湿度が高いため、導電性でない汚染であっても結露することで計測器表面が濡れている状態が比較的長く続くような環境
汚染度4 導電性の汚染物質(水、土など)が計測器の広い範囲に付着したり、雨でぬれたりすることによって継続的に絶縁性能を低下させるような環境

汚染度2の計測器は上記の汚染度1もしくは汚染度2の環境で安全性を損なうことなく使用できることを、汚染度3の計測器は汚染度1から汚染度3の環境で使用できることを示します。

高度について

高度(標高)が高くなるにしたがって気圧が下がり、放電(空気の絶縁破壊)が起こりやすくなります。このため、安全に関する規格では、高度2000m 以下という使用場所を想定した安全設計が規定されています。

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